うたちゃんの母親業
うたちゃん、あなたの母親としての姿には 黒子達は心より 感服しました。
あなたの愛情の深さと献身的な愛を仔猫達に捧げる姿は、尊敬と崇拝に値します。
こんなにも、守られ、慈しみと愛情に満たされた幸せな時間を与えられた仔猫達は、本当に幸せだと思います。
そして、そのうたちゃんの姿を側で見ていられた、黒子達は、一生に一度と決めた、あなた達、ゆめじとうたちゃんの妊娠・出産から、とても多くの幸せな時間と笑顔を貰いました。
ちいさな体で、24時間 仔猫達の世話に全身全霊で取り組んでいたうたちゃん。
自分の時間の全部を仔猫達に与え、全神経を仔猫に注いでいました。
食事とトイレ以外は、授乳や世話のため、用意していた出産用のダンボールの中で仔猫達の側でずっと寄り添っていました。
だけど、うたちゃんは、時々、疲れて出てきました。
そんな時は、死んだように眠りに落ちていました。
きっと、ダンボールの中で仔猫達に寄り添って寝ていても、仔猫の動きに神経を尖らせて 寝ていなかったのでしょう。
でも、どんなに熟睡していても、仔猫達が少しでも「ミッ・・」と、声を出せば、飛び起きて仔猫の元へと戻って行きました。
仔猫といえば、「ミャー、ミャー」と鳴いているイメージがありますが、我が家の仔猫達は、うたちゃんのこの献身的な愛情のお陰で、
「ミャー、ミャー」と鳴き続けることがない、鳴かない仔猫でした(びっくり)
だって、「ミャー、ミャー」の「ミ」と鳴いた瞬間に、うたちゃんが仔猫達の元へすぐさま戻っていたので、仔猫達は満たされていたのでしょう(笑)
黒子的には、うたちゃんが休憩にダンボールから出てきた瞬間が仔猫達と触れ合えるチャンスだったのですが、
黒子が仔猫を抱き上げた瞬間に、仔猫が「ミッ」とでも声を出せば、どんなに熟睡していても、飛び起きてきて、
黒子の手の中にいる仔猫に気づき、「ん~、ん~、(私の赤ちゃん。返して)」と言うので なかなか仔猫に触れ合えませんでした(笑)
生まれたばかりの仔猫に 人間の臭いがつくと、噛み殺したり、仔猫を隠そうとする母猫がいると聞くことがありましたが、
うたちゃんは、とりあえず、そこは黒子達を信用してくれていたのか、許してくれていたのですが、
仔猫が「ミッ」とでも鳴けばダメでした(涙)
というより、心配して駆け寄ってくるうたちゃんの姿を見れば、返さざる終えなかったというか・・・(笑)
小さな体で24時間仔猫達のお世話に明け暮れていたうたちゃんの食欲は妊娠中より増えました(汗)
妊娠中も5回に増えていた食事が 出産後は、1日8回にまで増えました。
黒子2曰く、お乳の出が悪くなると、お乳を出すために食事を欲しがっていたということです。
そして、お乳を上手に探すことができない仔猫達にお腹のいたるところを力いっぱい吸われ、
うたちゃんのお腹の毛は抜け、吸われすぎた皮膚がただれて、痛々しい姿になってしまいました。
薬を塗ってあげたくても、仔猫達の口に入ってしまうので、何もしてあげられることがなく、
うたちゃんが休憩に出てきて時に 少しでも酷くならないように、軽く拭いて、乾くように仰向けに寝させ、
後は、仔猫達が上手にお乳を探してくれることを祈る事しか黒子たちにはできませんでした(涙)
ただれている部分を仔猫に力一杯吸われると かなり痛かったと思いますが、うたちゃんは決して嫌がる素振りをせず、お乳をあげ続けてくれました(尊敬)
仔猫達は、うたちゃんの献身的なお世話と満たされるほどの愛情のお陰で、すくすくと育ち、
おのおのがそれぞれの個性を持ち、生まれてきた喜びを全身で感じているかのように日々成長していきました。
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