うたちゃんのSOS
仔猫達は、生後1ヶ月にもなると、興味がどんどん広がり、できることも多くなりました。
仔猫部屋から脱走し、行動範囲をどんどん広げていく仔猫達(笑)
うたちゃんは、心配で心配で たまらなかったようです。
ちょっと前まで、歩くこともおぼつか無い足元で、仔猫部屋の中で母親のうたちゃんとの世界で守られていた仔猫達。
日ごと、体重が増え、できることも増えてくると、仔猫部屋から脱走し、気づけばその辺を徘徊してることも しばしば(汗)
仔猫部屋から 外の世界へ飛び出し、見るもの全てが新しく、全てが遊びの対象になって、興味深々、自分達の世界を広げていきました。
脱走成功 第1号 おとちゃん。
脱走を一番に成功させたのは、一番小さな体のおとちゃん。
小さな体と短い手足を上手に使って脱走を繰り返すようになりました(笑)
おとちゃんを制そうと必死のうたちゃん。
脱走者 2号、3号
続く、脱走者は、れお。
脱走した、おとちゃんの真似をして成功。
くろじも続こうとしますが、頂上付近で、頭が重すぎてひっくり返ることしばしば(笑)
しかし、なんとか 成功します。
捕まえ様としても トコトコ 興味のわく方へ(笑)
うたちゃん、くろじを捕まえました♪
うたちゃんは、心配で心配で、なんとか仔猫部屋へ連れ戻そうとしますが、仔猫達は言うことをきかない(笑)
仔猫達は、うたちゃんの制止も 上の空で、次から次へと 興味のわく方へ。
くろじ、れお、おとちゃんがそれぞれの興味のわく方へ散ってしまうと、うたちゃん一人では 手に終えなくなって来たようでした。
でも、心配で心配で 放っておくこともできない。
うたちゃんは、仔猫部屋が置いてある場所が落ち着かないと思ったのか、何度か、違う部屋へ仔猫達を連れて行きましたが、
仔猫達が落ち着くはずがない(汗)
我が家には、度々 困りきったうたちゃんの鳴き声が響き渡ることとなりました(笑)
そんな時でも、ゆめじくんは、「我関せず」で熟睡していたのですが、
ある日、いつものように仔猫達が脱走し、困りきったうたちゃんがとった行動は、
仔猫の一人を口に咥え、ゆめじくんのいる部屋まで連れて行き、熟睡中のゆめじくんの上へ 仔猫を放り投げたらしいのです(黒子2の目撃談です)
熟睡していたゆめじくんは、何事が起こったのかわからず、しばらくの間、「ポカーン」としていたそう(笑)
しかし、これをきっかけに 今まで 仔猫達に関心を示さなかったゆめじくんの「父性」に火がつくこととなったのです!
うたちゃんは、自由に興味の向くほうへ、トコトコ動き回る仔猫達を もう、一人では守りきれないと思ったのでしょうか。
一番、信用できて安心して 仔猫を預けられるところがゆめじくんだったのでしょう。
それとも、
「私がこんなに必死に仔猫達を守ろうとしてるのに、何一人で寝てんのよ!
あんたの子供でもあるのよ!少しは手伝いなさいよ!」
とでも、ゆめじくんに カツ でも入れたのでしょうか(笑)
それまで、仔猫に関しては、淡々としていたゆめじくん、
子育てに必死なうたちゃんの邪魔をしないようにしていたのか、
仔猫を守ろうと必死なうたちゃんに遠慮していたのか、
この事件?が うたちゃんからの「仔猫にかかわっていいよ」という、OKサインだったのか、
真相は、黒子にはわかりません。
うたちゃんのゆめじくんへの必死のSOSサインだったのでしょう。
ゆめじくんは、うたちゃんの訴えをしっかりと受け止めたようでした。
これ以降 ゆめじくんの父性に火がつき、夫婦二人、二人三脚の子育てが始まるようになりました(驚)
仔猫達の監視から、下の世話、毛繕い、寝かし付けなど、ありとあらゆる子育てにゆめじくんは参入しました。
うたちゃんも安心して仔猫達をゆめじくんに任せ、少し肩の荷が下りたようでした。
うたちゃんの妊娠・出産以来、母猫の深い母性にも 感動していましたが、
ゆめじくんに いえ、父猫にも これほど、仔猫達に対する愛情があるものなのかと、ゆめじくんの父性にも驚かされることになりました。