血液検査の数値について-猫のあれやこれ-



動物病院へ連れて行くと血液検査

まず、初診時は、体温の測定や目や耳、体重の測定などの一通り触診などが行われます。

その後、血液検査が行われる場合が多いのですが、この血液検査の結果の対応の仕方も、それぞれの動物病院で異なる場合があります。

採取した血液を検査機にセットし、数分程度で検査結果を知ることができるようですが、たぶん、推測の域を超えませんが(私は獣医師ではないので)、どこの病院も 似たり寄ったりの検査機を使用していると思われ、基本の血液検査の数値として表示される種類の数に違いはそんなにないような気がします。


なので、検査の結果の対応の仕方の違いとは、

検査結果を検査機から数値だけが小さく羅列され印字されたレシートのような紙をそのまま指しながら、数値の高い部分を赤ボールペンなどで線を引き、
「ほら、ここの数値が高いでしょ。これは○○のせいだよ」
などと、説明される場合と

数値の値が示す意味と検査結果の数値を記入したものを飼い主に渡し、検査結果でわかった数値から考えられる状態の説明と診断をしてくれる場合などです。


前者の場合だと、そりぁ、獣医師はそれなりの勉強をして資格を取っているのだから数値をみて予測できるだろうけど、飼い主は訳の分からない数値だけ見せられて、後は獣医師の言うこと真に受けていれば良いだけ?って 聞きたくなります。

なんか 「俺様がわかってりゃいいんだ」みたいな。

そして、目に付く悪い数値に対しての説明は当然あったとしても、他に表示されている数値に対しては、まるで「既読スルー状態」
もしくは、軽く流し見る程度。
まっ、取り立てて、取り上げるほどの数値ではないってことなのでしょうが。


後者の場合は、数値の表す意味を 飼い主もキチンと理解したうえで、結果に対する治療法や処方される薬などの目的まで理解でき、今後 気をつけておきたい生活習慣や食生活など、飼い主としても考えられます。


あっ、後もう一つありますね。
検査結果を獣医師だけが見て、診断の判断材料にし、飼い主に見せてくれないパターン。


レシートのようなものを見せながら説明してくれるパターンも、再院時用に カルテに添付する為、飼い主に渡してくれない事もありますし。


個人的には、やっぱり検査結果の数値をキチンと飼い主に提示した上で治療して欲しいです。

そして、その結果を両者が保管できるようにして欲しいですね。


獣医師と飼い主が現状を理解し、納得した上での治療開始が理想的です。

不安や不信感があるようでは、「あそこでこう言われたけど、なんだか不安。大丈夫だろうか」となってしまいます。


持病を持っている猫の飼い主としては、血液検査1つをとっても、「納得・安心・相談できる」病院選びは非常に重要だと感じます。



持病は、怪我のようなものとは違い、闘病期間があります。

何より大事なのは、検査結果を飼い主は保管し、次にまた 検査した場合、前回と、どの数値がどう変化しているのか 見比べられることです。


素人ながらも、愛猫の状態を把握できるということは大切です。





血液検査の数値でわかること


なので、参考程度に 今までの経験上の数値があらわす意味をまとめておきます。



注意
あくまでも今現在の参考程度です。今後 医療の進化や診断基準の変更などで変わる場合がありえます。
また、自己判断はせずに、必ず獣医師にご相談ください。



白血球数(個/ul) 正常範囲 6,000~12,000
高い :
底い :
細菌感染,炎症,血液疾患など
ウイルス感染など
赤血球数(万個/ul) 正常範囲 600~1000
高い :
底い :
脱水,消化器官内異物,ショック状態など
貧血など
ヘモグロビン(g/dl)  正常範囲 10~15
高い :
底い :
脱水,消化器官内異物,ショック状態など
貧血など
赤血球容積(%)  正常範囲 30~45
高い :
底い :
脱水,消化器官内異物,ショック状態など
貧血など
血小板(fl)  正常範囲 20~60
高い :
底い :
腫瘍性疾患,反応性疾患など
免疫介在性疾患,骨髄抑制など
血糖値(mg/dl)  正常範囲 70~150
高い :
底い :
糖尿病,副腎皮質機能亢進症,膵炎など
副腎皮質機能低下,肝不全など
血中尿素窒素(尿毒症)(mg/dl) 正常範囲 15~30
高い :
底い :
腎不全,心不全,脱水など
肝障害,タンパク欠乏症など
クレアチニン(腎機能)(mg/dl)  正常範囲 0.8~2.1
高い : 腎不全,尿路閉塞,溶血など
総コレステロール(mg/dl) 正常範囲 70~220
高い :
底い :
ネフローゼ,糖尿病,高脂肪食など
肝不全,下垂体機能低下症,栄養不良など




以上が、基本の血液検査で教えてもらえる、ある程度の数値でした。

きっと、もっと詳しく 検査もできるのでしょうが、その検査が必要なのかは、上記の検査結果では、推し量れない場合か、もしくは猫ちゃんの状態や獣医師の判断と、相談ではないかと思います。










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