愛猫の介護生活で役立ったもの 用具編
ここでは、3匹の愛猫を看取った際に 取っておいて役立った品々をご紹介します。
ちっちは、最後の1ヶ月間寝たきりでした。
トイレにも行け自分でいけなくなり、寝返りも打てなくなり、徐々に弱っていきました。
なので、24時間の介助が必要でした。
そして、くろじは、ちゃんすが亡くなったショックからか、ちゃんすの死後、3ヶ月間自分で食べることをしなくなった期間があります。
その時も、最後の時も ちゃんすやちっち、くろじの介助をする時に役立った品々です。
まずは、これ!
これは、動物病院にかかった際に、飲み薬を処方されたときの容器です。
容器に液状の薬が入っていて、目盛りがついています。
中は先がスポイト状になっていて、黒い線の印まで、薬を吸い上げて、その量を猫の口から飲ませるタイプの容器でした。
この容器は、取っておいて本当に助かりました。
猫の口に飲ませやすい形なので、水分補給やスープ状のフードをこれで与えることができました。
猫が寝ていても、口の横に差し込んでゆっくりと、牙と奥歯の間に水分を流し込んでやると、飲んでくれました。
ただ、誤飲が心配なので、できれば体を起してあげた方がいいと思います。
人間と同じで間違って肺に入ってしまうと、肺炎の原因になってしまうからです。
なので、抱きかかえて体を起した状態や寝たままでも上半身を毛布や枕、タオルなどで高くしてから飲ませてましたね。
そして、これ♪シリンジです。
大きさは15cm位?の大きめです。
これは、くろじがえさを全く自分で食べなくなった時、動物病院で相談したところ、こういうものがあるよと紹介され、購入したものです。
その後、我が家の必需品となりました。
このシリンジに、「愛猫の介護生活で役立ったもの フード編」でご紹介するロイヤルカナンの退院サポート(ソフトタイプ)に水を少し加えて柔らかくしたものを せっせ せっせと、このシリンジに詰めてくろじへ与えてました。
抱きかかえて、奥歯と牙の間に少しずつ押し込んでやると、食べてましたね。
体調や食欲に合わせて、水の量を調整したりしてました。
ただ、これは、動物病院で念を押されたのですが、廃棄する時、動物病院へ持っていって捨ててもらわねばならないのです。
どうも、形が注射に似てる?から、医療器具扱いになるらしいです。
散々使いまわして、新品と買い換えようとする時も、古いものは動物病院へ持参し、新しく購入しなければなりませんでした(汗)
でも、このシリンジが何度もくろじの命を助けてくれました。
最後は、このちっちゃなやつ。
形はシリンジてすが、大きさと太さが全然違います。
長さは5cm位で太さは1cmもありません。
確かこれも、くろじが病院にかかった際に、薬を処方され、極少量を目盛りで量って飲ませられるように貰った物だと思います。
これは、なかなか出番がなかったのですが、くろじの最後の時、これに「愛猫の介護生活で役立ったもの フード編」でご紹介するビルバックのニュートリプラスゲルをつめてあげると食べてくれました。
ちっちの時は、指に適量をとり、口に手を入れて、舌や上あごに擦り付けると、舐めて飲み込んでくれていたんですが、
くろじは、口に指を入れられるのが嫌いで、舌に擦り付けても、上手にそのまま吐き出してしまい、
シリンジには、慣れていたのでシリンジであげてたのですが、どうも上手くいかず、
この小さなタイプに変えたらあげる分、全部食べてくれるようになりました。
どの猫も、体力が落ちないように最後まで水分や栄養を摂取して欲しくて、手を替え品を替えやってました。
まずは、こんな用具を使わなくても、少しで良いから自ら食べてくれるように好みのえさを探して買いあさりました。
これはだめ、これはちょっと食べてくれたなんて(笑)
だけど、少しずつ病状が悪化していくと、食べたいけど食べられない状態になって行きました。それは、
食べたいけど 体が動かない。
食べたいけど、体が受け付けない など。
だけど、いつもの食事の時間になると、首を上げてみたり、水を用意して持っていくと目で追って「水飲む」って意思表示してくれたり。
お口をクチュクチュ、動かして飲みたい、食べたいって教えてくれたりしました。
だから、口元まで、持って行ってあげるんですが、食べられなかったりするんですよね。
ただ、今、思うのは、この猫たちは自分の体調は当然として、
必死に水を飲ませようとしたり、食べられるえさを探したり、シリンジで栄養を補給したりする黒子たちの気持ちに応えてくれようとしてくれてたのではないかということです。
だって、最後の最後まで、黒子達の気持ちに応えるように水を飲んでくれてたんです(涙)